慶応体育会主将→外資系金融という、予備校講師らしからぬキャリアをもつ。25歳で三省堂から出版した『君を救う現代文の盲点』を皮切りに著書多数。90年代には単科は締め切りで、講義前に数百人が並んだ。スカパーで「福田の現代文サテライトオブラブ」という冠番組を持つ(同名の参考書も出版。)実業家に転じ、イタリアンやケーキ屋を展開。成功したお金持ちが出演するTBS『世界ばりばりバリュー』等テレビでも多数特集された。現在は会社を売却し、海外に居住してボランティアに専念。このプロジェクトにも無償で出演されている。
近藤さん!はじめまして。講義を聞いて頂いて有難うございます。さて、信子が話しかけなかった理由ですが、まさに信子はもう「現実」の世界にいなかったのです。「現実」という言葉の定義ですが、生身の私たちが生きている世界という意味でしょうが、ある意味信子はそういった世界から「解脱」したのですね。彼女は「愛」や「友情」等本当には存在しないと心の底から「悟った」のです。その理由はもちろん、人生のすべてを捧げた妹もしょせんは他人だと悟ったことによるものです。そのように本当に悟ったので、彼にももう声をかけなかったのですね。もし声をかけたとしたら、彼女は変わっていないし、「寂しい諦めの境地」に至っていないのです。
なぜ最後に信子がはなしかけなかったのか、よくわかりませんでした。現実の世界にいるとしたら、1人の女として、話しかけるのではないかと思ってしまいます。お手数ですが、ご回答よろしくお願いします。
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